もう45年以上前から管理人の脳内に住み着いてるキャラクターの、稚拙な妄想小説のお披露目場です。
ご笑覧下されば幸いです。

・時系列に置いてあります。
・但し最新作は先頭に。
・中断&書きかけ御容赦。
・感想&ツッコミコメントは「田毎の月」へでもこちらへ直接でもOKです~vもちろんメールでも。

・暇つぶしにネタばらしブログもどうぞ→管理人ざんげ室 

主家の息子の命の恩人ってことでいくらか待遇が良くなったのか、単なる慰労の意味でなのか、翌日は朝寝できた。

叩き起こされなかったというだけでなく、不気味なほど静かだったのだ。
前川邸からの人の出入りもなく、道場も開店休業。
田んぼとお寺の雑木林に囲まれたお屋敷は、立派だけれどどこか田舎じみていて、時間もゆったり流れている。
開け放した戸口からアブラゼミの合唱が、風とともに吹き抜けていく。

屋敷のある壬生村とは本来こんなに静かなところだったのか。
と思ったのも束の間、

「皆さんお帰りにならはりました!血だらけになって戻らはりました!」



昼下がり。
食事時間がずれ込んで、遅い昼ご飯をとっていたところだった。

外に出てみれば、既に人垣。
街中から来た人達の方が多かったようだ。
だってこの辺りにはこんなに人いないし・・。

人垣の向こうには、・・落ち武者(って言ったら絶対叱られるな)ってこんなカンジか?というような、着ているものはバラバラだけど、それぞれに血で汚れ、汗にまみれ、額には鉢巻、腕には鎖で編んだ手甲(というの?)、胸に胴、足元は草鞋。

槍や、曲がって鞘に納まらないのか刀まで抜き身のまま手にしている者も多くいた。

ちょっと見、勝ったのか負けたのか判らない。

帰営した新選組の行列の後には野次馬の行列。
中には夕べの捕物からずっと見物していたと話す剛の者もいて、話し振りからしてどうやら勝ち戦のよう。

この暑いのにご苦労さんだなぁと感心はしたものの、まぁ、私にはカンケイ無いことだしー、と思って食事に戻る。

表はしばらくざわついていた。
幸はさぞや忙しいことでしょう。
でもまぁ仕事ができて良かったね。

食事の後、洗い物をしていたら、御指名がかかった。

前川邸に手伝いに行けという。
何で私が!とは言わない。
だいたいこういう嫌な(=他の先輩女中達嫌がりそうな)仕事はぺーぺーの私に回ってくるんだな。

この時も、ああ来たかーってなカンジ。
仕方ない、幸も忙しくしているだろうし、手伝って来ますか。


・・・でもさ、手伝いってなんだと思う?

最初はご飯炊き。
ありったけの釜でいっせいに炊けるだけ炊く。

その後は洗濯。
手の皮が剥ける位、ひたすら洗濯。

しかも血まみれの晒し木綿とか血まみれの着物とか血まみれの肌着とか血まみれの手甲とか血まみれの・・・!!

あたしゃマクベス夫人かい!

こんなぐちゃぐちゃの血だらけのボロキレなんか捨てちまえ~~!!!と私は言いたい(大涙)。
気持ち悪くてマジ泣きしました、ホント。
モノを大事にするにも程があるだろ!江戸時代人!

付近の田んぼの用水路は洗濯排水で赤く染まりましたよ。マジで。


血まみれの洗濯物はその後しばらく続いた。
深手を負った隊士が居たためだ。

重体のひとりにお坊さんが張り付いていたので、縁起悪い!と悪口を言ったら、

「あれはお坊さんじゃなくてお医者さん!会津藩から遣わされた蘭法医なんだってさ」

幸に指導を受けました。
この時代、お医者さんは丸坊主にしております。
お間違え無きよう>自分(^^;。

新選組って柄の悪い人が多いし、規律もいい加減で組織としてあまり買ってなかったんだけど、帰営したその日のうちに、いつもと同じように隊列を組んで市内の巡邏に出て行ったのにはさすがに感心して、ちょっと見直したりした。

ちなみに、この血なまぐさい事件があったにもかかわらず、祇園祭も翌日から再開したそうだ。
きっと、よそ者のいざこざで祭りをやめるなんて王都の民の意地に反するんだろう。
イカスじゃん京都人。


私はこの時からなし崩しに新選組貼り付けになってしまった。
しかも怪我人担当世話係。
重体の人にはお医者さんがついているので、軽症者の身の回りの世話を手伝ったりして過した。

洗濯物は血まみれから血膿になり、やがて黄褐色の膿になって、洗濯物の量も少なくなっていった。

時間に余裕ができてきて、急に周りの評価が判ってくる。
幸と私を称して、

「寒山拾得!」

と笑ったのは山南先生。
荒くれ男達にもまれてキレそうになっているところをさりげなく助けてくれたりする優しいオジサン。

「ようやく娘らしくなったじゃねえか」

と憎たらしいことを言ってくれるのは、怪我をしたのが左の掌ってことで、軽症(ほんとは結構深手だったらしい)のくせに手がかかる永倉さん。

誘拐事件から一週間ほど、ご褒美(お礼?)として丈の合った着物を仕立ててもらったのをようやく着始めたところだったのだ。
それを茶化す。
お端折りの始末が慣れてないのを笑う。

怒って蹴飛ばそうとするのを巧みによけて、それでも非礼を咎めたりはしなかった。

「おう、小夜坊は今日も元気がいいな」

いつも機嫌良く、私を子供扱いしてくれる。
居心地が良くてつい、軽口を叩きながら世話を焼いていた。

私の担当はもう一人いて、藤堂さんという若い熱血漢。
額に、それこそ天下御免の向こう傷を受け、後遺症の頭痛に悩まされていた。

きっと頭蓋骨にヒビくらい入ってたのかも。
コワイコワイ。
医学の後れた時代に怪我なんてしたくないもんだ。
外傷を治療して終わりだもの。

傷の場所が場所だし、周りからもからかわれ、その上頭痛など気遣ってはくれず凹んでいたらしい。

そこへ頭蓋骨を心配してくれる(笑)女中がついたもんだから、・・・好かれたらしい。
若いお侍だけあって、初めは遠慮したのかぶっきらぼうだったのが、慣れたら小夜ちゃん小夜ちゃんと結構うるさい。

贔屓にしてくれるのは嬉しいし、私も最初はハイハイ言っていたのだが、調子に乗ってさもないことで呼んだりするので、終いには、

「もう!あんたらウルサイわ!」

と怒鳴ったりして。
二人を怒っているはずなのに、いつの間にか関係ない隊士達にまでウケまくったりして“名物女中”へまっしぐらだ。

斬りあいの最中に倒れたという沖田さん担当の幸はそんなことはなくて、不思議と男所帯に溶け込んでいる。

彼女はずっと男の格好を通していて目立たないし、担当の相手も本来おしゃべりだけど具合の悪い間、言うことは利いていたようだしな。
もっとも、割と回復は早くて、幸はすぐに拘束を解かれ、本来の自分の役目に戻った。

本来の・・・何でも屋。今はとりあえず私と同じ仕事。
なのに怪我人ふたりは幸にはさほど絡まないのだ。

「なんで私にばっか逆らうんだあのふたりは」

とぼやいたら、

「あんたの反応が面白いからからかいたくなるんだよ」

と幸、フォローになってない。

「女の子、めずらしいし」

「あんただっておんなじじゃん?」

「そりゃ、私のことは女と思っちゃいないからね」

「なんで?」

幸は男の格好をしてるってだけで、集団の中では目立たないけど、顔はどう見たって女の子。
しかも色白でキレイ系なのだ。

「髪、短いから女に見えないらしい」

確かにポニーテールもできないぐらい、まだ伸びていないものな。
でもそんなことくらいで、と言おうとしたら、

「髪の短い女は気味悪いという印象があるらしいよ。髪の伸びた尼さんみたいな」

「うそー」

「でも、着てるものが男もんなので、“気味悪い”じゃなく“男”って認識に近いみたい。背もデカいしね」

背がデカいのは私も同じだ。
二人とも(偶然にも)身長162センチなんだもの。
髪型だけで、そんな差別があるかい!と憤慨したら、

「まあまあ、私もその方が居心地いいんだ。気にしないで」

と笑い、

「あんたみたいな物怖じしない女の子、珍しいんだよ。ちゃんと反応が返ってくるから声もかけやすいんだろし。好かれてるんだから気にしなさんな」




好かれてるんだからって言われて、別にいい気になってたつもりは無い。

なのにとんでもないしっぺ返しが待っていた。
きっと疫病神にも好かれていたんだ。

2、3日前から山崎さんが日参していた。
永倉さんと藤堂さん、それに二人の仲良しの原田さんを向こうに回して、ぎゃーぎゃーやりあっているところへひょいと顔を出しては、煎餅だの干菓子だの手土産を置いて、ジャッキー・チェン似のチャーミングな笑顔(はあと)を見せつつ奥の部屋へ消えていく。

「小夜坊、山崎のヤツお前を食いモンで懐柔しようとしてるぜ」

とは永倉さん。
自分達の仲が良いので、山崎さんがやきもちを焼いているという理屈らしい。
足蹴にする(でも余裕でかわされるんだけどね)。

この、奥の部屋ってのが曲者で、幹部部屋なんである。

永倉さん達も幹部であるので、つまりはその上、TOP3の部屋だ。
その中には山南先生も、幸の入隊試験の時中座しやがったあのオヤジ(土方って言うんだって)も含まれる。

新選組という名なのに、TOP1を組長とは言わず局長という(謎)。
近藤さんという人で、見た目いかつい。
割と“気ぃ使い”らしく、日に一度は怪我人の部屋を覗いていくような人。

まともにしゃべったことは無いけれど、怒った顔は見たこと無い。
なのに昨日、いつものように怪我人の様子を見に来た時、

「あんたが小夜さんか」

頬骨の張ったいかつい顔にえくぼ(!)を作って去って行ったのだ。

な、なに??・・・びびりまくり。

ここに手伝いに来た時から時々見かけ、目礼を交わしてはいたものの、怪我人達と一緒に居る時だって声までかけられたことは無かった。

なのに今のは意識的に私の顔を見に来た感じだ。

「小夜ちゃん、何かやらかした?」

藤堂さんまでが面白がって目を輝かせた。
永倉さんがあとを受ける。

「もしかして近藤さんも、笑顔で懐柔・・・いててっ!」

取り替えたばかりの晒しをギリギリと縛ってやったら悲鳴を上げた。

それにしても山崎さんといい、近藤局長といい、何か楽しげなのはいいんだけど・・・でもなんか気になる。



先日の大捕物の時、新選組では脱走者が多く出たんだそうな。

幸に聞いた。
体裁悪いからオフレコらしいんだけど。

それで人数が三分の一くらいに減っちゃって、余計人手が足りないらしい。
夕飯の支度までも手伝わされて、八木さんちに帰るのはすっかり日が暮れてからになっていた。

夕飯をセッティングした後、洗い物があがって来るまでの間に台所で幸と二人、ご飯を食べているとお呼びがかかった。

「小夜はん、ちょっとええか?」

呼びにきたのは山崎さん。
こんな時間まで屯所(宿舎=前川邸のことだ)にいるのは珍しい。

彼は監察っていう、隠密活動担当なので、上司への報告の時しか屯所へは来ないのが普通。
普段は市中に紛れている・・・らしい。
良く知らない。

お腹が減ってる時は食事中断なんて無理な話。
食べかけのご飯に味噌汁をかけてかき込むと、

「すまんなぁ」

笑われた。

行き先は・・・奥の幹部部屋だった。
あわてて襷がけを解く。
山崎さんが足を止めて耳元でささやいた。

「ええか、こないだみたいな粗相はないようにな」

う。
こないだみたいなってもしかして・・・。

暗くなった庭にオレンジ色の明かりが影を作っている。
開け放たれた部屋の中には予想通りあの、クソオヤジが・・!

ひゃー、なんだよぉ!今頃叱られるんじゃないだろな?

とりあえず部屋の前で土下座(←これ、エライ人の前では普通ね)していると、無言のうちに山崎さんに促される。
部屋に入っても下を向いて小さくなっておく。
頭を上げると頭が高いって言われるし。
特に私、上背あるので。

「聞きたいことがある」

前置き無しの、のっけから質問。

低く、意外と若い声だった。
この間の怒鳴り声とはずいぶん違う。

「望月小夜子さんとやら、記憶が無いと言ってるそうだが、ならば名前を覚えているのはどういう訳かね?」

・・・痛いとこ突いてきたな。

っていうか、やっぱりあの時ごまかせなかった訳ね。
そいでもって山崎さんがしっかりこの人に報告してるってことね。

了解。

「あら?そうでした?望月小夜子って、私そう言ったんですか?ぜんぜん憶えてません」

顔を上げたら睨まれた。
そっか、答える時も畳見てなくちゃいけないのね?

「見え透いたことを言うな」

「そんなこと言われても、記憶喪失なんて初めてなんだからしょうがないでしょ?きれいさっぱり忘れてるとか、記憶の一部が残ってるっとか、記憶喪失にもいろいろあるんじゃないの?」

隣で山崎さんが息を飲む気配。
あ、しゃべり方、まずかった?

「いろいろあるかと存じます」

せっかく訂正したのに、自分でウケてしまう。
こらえきれずに肩が・・・揺れちゃう。

相手は無言。
コワくて顔が上げられないよー(爆笑)。

ふん、と鼻を鳴らすのが聞こえた。

「鬼丸幸子とは知り合いか?」

「いいえ。すぐ友達にはなりましたけど。入隊試験の日が初対面です」

「その割には肩入れが過ぎたな」

あの日幸に味方して口答えしたのを言ってるらしい。
即答した。

「あれはあなたが無礼だったのでしょ」

「そうかぇ?」

またここでやりあうのかと思ったら流された。
すぐに挑発に乗るほど血の気が多くもないらしい。
余裕を見せたかったのかも。
山崎さんも居る事だし。

が、お返しのつもりなのか、聞き捨てならないことを言った。

「まぁいい。八木サンのご子息が無事でお前の疑いは今のところ晴れたことだし・・」

・・・なんだと?

私は疑われていたというのか?
それってもしかして、誘拐犯とグルだと思われてたってこと・・?!

横に控えていた山崎さんを見た。
うつむいて目を合わせない。

・・そうなのか?

正面の相手を見ると、色白の整った顔に嘲笑を浮かべている。

「だが、心しておくがいい。新選組はお前を信用したわけではない」

・・・冗談じゃない!!

「ふざけないで!危ない目にあったのはこっちの方なんですからねぇ。それもこれもあんたらのせいなのよ?本来ならあんたが土下座でもして礼を言うべきなんじゃないの?それに」

腹立たしくてもうこんなところにかしこまっているのは御免だった。
立ち上がる。

「私は別に誰に信用して欲しいとか考えて暮らしてるわけじゃありません。信用したくなきゃしないで結構!あんたなんかに信用されても迷惑よ!失礼!」

立ったまま敷居をまたいで、一言言い忘れたことに気づく。

「それから・・!」

振り返ると目の前に山崎さん。
うろたえた表情で、私を止めにかかったのだ。
それを押しのけて、薄笑いを浮かべているクソオヤジに、

「私に命令しないで!私はあんたの部下じゃありませんから!」



翌日は体調不良と偽って、布団を被って昼まで寝ていた。
もう新選組の雑用なんかやってやるもんか。
八木さんの奥さんに泣いて頼まれたってお断りだ。

・・・だが、八木さんの奥さんは笑ってたんだな。
しかも笑いが止まらないってカンジで・・・。

「おめでとうはん」

って何のことだかぜんぜん見当がつきませんでしたよ。

「玉の輿やわ、小夜はん。これからええ暮らししやはって、うーんとかわいがってもろたらええわ」

?????なに?玉の輿?

「そんでなぁ、歓び事や思うて、昨日のうちに衣装のお支度頼んでしまいましたのや。小夜はん、ずっと戻らへんかったさかい。よろしおすやろな?」

お歯黒全開で満面の笑み。
びびるー。

「なななななんのことでしょう?」

「断りもせんとお支度金使うてしもうて、すんまへんどしたなぁ。でもなぁ、ちゃんとした着物誂えるんは時間がかかるものえ。」

話が見えない。
おっとりした話し振りにも時間かかるし。

「何の話?」

「何のて、土方センセのお手掛けやったら女中の着物では居られんやおへんか。りっぱなお着物召さなあきまへんぇ」

「・・・手掛けって・・・ナニ?」

奥さんは自分のことの様に恥ずかしがって頬を赤らめ、

「お妾や。男はんの大事な人のことやないの。嫌やわ。なに言わせるん?」

「妾って・・・誰が?」

「嫌やわぁ。何言うてはりますの。あんたはんどっしゃろ?昨日山崎はんが来やはって、支度金言うてぎょうさん置いて行かはりましたわ」

ええええええええええ!!!!!!!!!!

「きききき昨日のいつ?!」

「昼過ぎやったと思いますえ。その後すぐ呉服屋はん呼んで・・」



語尾は背後で聞いた。
走りながら、パニクりそうになるのを必死にこらえる。

あああああっ!どうしてこうなるんだ!昨日の今日なのにっ!

っていうか、あの時点で既に話は決まってたって、どういうことだよ!そんなことひとつも言ってなかったじゃないか!




「ですからその話をするはずだったんですわ」

前川さんちに入ったところで、町人姿の山崎さんを捕まえ、胸ぐらを掴んでしまう。

「だったら事前に話を通すべきでしょう?」

「八木家のご主人には話・・」

「本人によっ!!!」

絞め殺しそうになっているのを、辺りに居た隊士達に羽交い絞めにされる。

「あたしは絶対アイツの妾になんかならないーーーっ!!!」




どう抗議したってあとの祭り。

主人を通して話は決まっており、支度金として(主人に)渡されたお金もあらかた(!)使ってしまったからには後戻りできなかったのだ。
使ったお金を返すのは、それこそ身売りでもしない限り無理な話だった。
この時代、使用人の意思など有って無いようなものなんである。
八木さんちとしては厄介払いできたんだろうし、もともと無理を言って使ってもらってたんだから、それを責める気はしない。

騙された気がしないでもないが、三食昼寝つき、きれいなお風呂にも入れるし、朝寝もできる。
いつぞやの夜、私が山崎さんに要求した通りの暮らしではないか・・(滝涙)。





そんなわけで、祭りの後のあとの祭りのお話。

え?クソオヤジの妾はどんな気分かって?
それがさー・・・・。

それはまた別の機会に。
待て次号!(爆)
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